•  芥川龍之介の「蜘蛛の糸」を中心に、芥川の短編「アグニの神」「煙草と悪魔」を盛り込んだ地獄ファンタジー、秋原監督20作目の意欲作『蜘蛛の糸』の上映が12月3日(土)から始まりました。初日には、秋原正俊監督、山路敦司さん、木村ハルヨさんにご来館いただき、映画について語っていただきました。
    左から、山路敦司さん、秋原正俊監督、木村ハルヨさん
    左から、山路敦司さん、秋原正俊監督、木村ハルヨさん
  • 秋原監督:
     脚本が出来た段階で、役者探しに入りました。ダメでもともとと思い、思い切って平幹ニ朗さんに打診をしたら、快諾していただきました。映画製作に入る前に、東日本大震災があり、生きることや死んだ後のことなど気になることがあって、その後、映画を組み立てていきました。映画に必要な音楽は、全て山路さんに任せていました。
     
    山路さん:
     平さんが主演と聞いて、非常に重厚なカンダタをイメージしました。教科書にも載っているぐらい誰でも知っている話なので、どうすればいいものかと非常に悩みました。悩んでいるうちにテーマが浮かんできて…。現世と地獄と天国。三つの舞台を音楽で分けました。その三つの舞台を行ったり来たりするので、分かりやすくもあり、抽象的な音楽をまとめるのが非常に難しかったです。最初の頃は、テーマ曲は、西洋楽器をイメージしていました。ただ西洋楽器だと蜘蛛の糸の線のイメージとは少し違う。何かが足りない…。そうだ。二胡だと思い、木村さんにお願いしました。
     
     木村さんには、テーマ曲を少し演奏していただきました。線=二胡とおっしゃられていた通り、糸の線のような繊細なメロディが劇場内に響き渡りました。
     
    『蜘蛛の糸』は、12月16日(金)までの上映です。当劇場が全国で最後の上映館となります。ぜひとも劇場に足をお運びください。

writer:佐々木エリ v

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