連続講座 現代アートハウス入門 ネオクラシックをめぐる七夜公式サイト

連続講座 現代アートハウス入門 ネオクラシックをめぐる七夜

京都府への緊急事態宣言発令により、本イベントの開催時間が変更になりました。
ご来場予定の皆さまは十分ご注意くださいませ。

上映時間 19:00→16:50

 

“ミニシアター”という呼称で親しまれてきた日本の〈アートハウス〉。本講座では、〈アートハウス〉の歴史を彩る傑作を「ネオクラシック」と呼び、全国18の映画館で、7夜連続日替わりで同時刻上映。2000年以降デビューの映画作家を講師に迎え、レクチャーやゲストとのトークで上映作品の魅力を語る。

ポスタービジュアル©2020AHG

■1/30(土) 16:50-
第1夜:ミツバチのささやき
El Espiritu de la Colmena/1973/西/99分/監督:ビクトル・エリセ/出演:アナ・トレント、イサベル・テリェリア、フェルナド・フェルナン・ゴメスⒸ2005 Video Mercury Films S.A.
《ひとりの少女が体験する、現実と空想の世界を繊細に描き出す。》
1940年。スペインの小さな村に住む、6歳の内気なアナは家族と暮らしている。ある日、村に映画『フランケンシュタイン』の巡回上映がやってくる。映画のなかの怪物を精霊だと思うアナは、姉から村はずれに怪物が潜んでいると聞き…。

◇トーク:濱口竜介(映画監督)×三宅唱(映画監督)×三浦哲哉(映画研究者)

 

■1/31(日) 16:50-
第2夜:動くな、死ね、甦れ!
Замри, умри, воскресни!/1989/ソ連/105分/監督:ヴィターリ―・カネフスキー/パーヴェル・ナザーロフ、ディナーラ・ドルカーロワ
《監督自身の幼少の記憶をもとに、少年少女の過酷な運命を描く。》
第二次世界大戦直後のソ連。収容所地帯と化した小さな炭鉱町に生きる12歳の少年ワレルカは、母親への反抗心と相まってイタズラを繰り返していた。同い年の少女ガリーヤは、いつも彼を気にかけて、守護天使のように助けてくれるが…。

◇トーク:山下敦弘(映画監督)×夏帆(女優)

 

■2/1(月) 16:50-
第3夜:トラス・オス・モンテス
Trás-os-Montes/1976/ポルトガル/111分/監督:アントニオ・レイス、マルガリーダ・コルデイロ 写真提供:コミュニティシネマセンター
《フランスの批評家たちを驚嘆させた伝説的フィルム。》
川遊びなどにうち興じる子どもたちの姿を中心に、遠い山奥のきらきらと輝く宝石のような日々を夢幻的な時間構成により浮かび上がらせる。ポルトガル現代詩を代表するA・レイスが、マルガリーダ・コルデイロとともに作った初長編。

◇トーク:小田香(映画作家)×柳原孝敦(翻訳家)

 

■2/2(火) 16:50-
第4夜:緑の光線
Le Rayon Vert/1986/仏/94分/監督:エリック・ロメール/出演:マリー・リヴィエール、リサ・エレディア
《愛と幸福を求める女の孤独なヴァカンス物語。》
友人と過ごすはずがヴァカンスを突然キャンセルされたデルフィーヌ。友人に誘われ南仏へ出かけるが、周囲に馴染めずパリへ戻ってしまう。ひとりでピアリッツへ来た彼女は、ジュール・ヴェルヌの「緑の光線」の話を耳にし…。

◇レクチャー:深田晃司(映画監督)

 

■2/3(水) 16:50-
第5夜:山の焚火
Alpine Fire/1985/スイス/117分/監督:フレディ・M・ムーラー/出演:トーマス・ノック、ヨハンナ・リーア、ロルフ・イリック、ドロテア・モリッシ、イェルク・オーダーマット
《自然に囲まれた神話的な世界で、人間のリアリティが溢れだす。》
広大なアルプスの山腹。ほぼ自給自足の生活を送る4人家族。10代半ばの聾啞の弟は、不自由さゆえに苛立つこともあるが、愛情を受け健やかに育つ。ある日、草刈り機が故障したことに腹を立てた弟は、それを投げ捨て父の怒りを買い…。

◇トーク:横浜聡子(映画監督)×カラテカ矢部太郎(芸人・漫画家)

 

■2/4(木) 16:50-
第6夜:阿賀に生きる
1992/日/115分/監督:佐藤真 ©阿賀に生きる製作委員会
《新潟水俣病の舞台となった阿賀野川流域に暮らす人々の生の記憶。》
鮭漁の名人だった長谷川夫妻、200隻以上の川舟を造ってきた舟大工の遠藤夫妻、餅つき職人の加藤夫妻。彼らに3年にわたりカメラを向け、自然の恩恵を受けて生きてきたが故に被害を受けてしまった人々の生活を映したドキュメンタリー。

◇トーク:小森はるか(映像作家)×清田麻衣子(里山社代表)

 

■2/5(金) 16:50-
第7夜:チチカット・フォーリーズ
Titicut Follies/1967/米/84分/監督:フレデリック・ワイズマン 写真提供:コミュニティシネマセンター
《ドキュメンタリーの巨匠ワイズマンの長編デビュー作。》
マサチューセッツ州ブリッジウォーターにある精神異常犯罪者のための州立刑務所マサチューセッツ矯正院の日常を克明に描いたドキュメンタリー。合衆国裁判所で一般上映が禁止されたあと、裁判の末1991年にようやく上映が許可された。

◇レクチャー:想田和弘(映画作家)