
社会が見過ごしてきた、今この瞬間を生きる人々の声に耳を傾ける——
ショーン・ベイカー監督の貴重な初期4作品を一挙上映
ケン・ローチやダルデンヌ兄弟といった巨匠から大きな影響を受けながら、偏見や差別にさらされる立場にある人々を内側からありのままに描き出す独自のスタイルを確立し、移民、セクシャルマイノリティ、セックスワーカーなどへと光をあてる。長編デビュー作から現在地へとショーン・ベイカーが歩んだ軌跡を辿る、日本初公開の貴重な4作品を上映。
Four Letter Words/2000/米/82分/監督:ショーン・ベイカー/出演:デイヴィッド・アリ、ヘンリー・ベイリン、フレッド・バーマン
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ある真夏の夜のパーティーで酔っ払い、戯れ、いさかいを起こす若者たちを描いた長編デビュー作。アメリカ郊外に暮らす男子大学生たち特有の生々しい会話が飛び交う。リチャード・リンクレイター作品などを彷彿とさせる青春のポートレートに、ベイカーの鋭い観察眼が光る。