
社会が見過ごしてきた、今この瞬間を生きる人々の声に耳を傾ける——
ショーン・ベイカー監督の貴重な初期4作品を一挙上映
ケン・ローチやダルデンヌ兄弟といった巨匠から大きな影響を受けながら、偏見や差別にさらされる立場にある人々を内側からありのままに描き出す独自のスタイルを確立し、移民、セクシャルマイノリティ、セックスワーカーなどへと光をあてる。長編デビュー作から現在地へとショーン・ベイカーが歩んだ軌跡を辿る、日本初公開の貴重な4作品を上映。
Take Out/2004/米/87分/監督:ショーン・ベイカー、ツォウ・シンチン/出演:チャールズ・チャン、エング・フア・ユー、ワン・ザイ・リー
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密入国業者への多額の借金を抱えながら、ニューヨークの中華料理屋で配達員として働く不法移民の青年の1日を捉えた長編第二作目。徹底した社会派リアリズムのスタイルで、マンハッタンに暮らす移民たちの厳しい日々を浮き彫りにする。