
ポルトガルから届いた、幻想の映画作家による夏と記憶の初期傑作。
最新作『グランドツアー』の公開も控える異色の映画作家ミゲル・ゴメス。幻想と現実、ドキュメンタリーとフィクションの境界を軽やかに越えるスタイルが存分に発揮された、奇想天外で魔法のような初期作2本をいっきょ上映する。
Aquele Querido Mês de Agosto/2008/ポルトガル、仏/150分
© O SOM E A FÚRIA 2008
映画の遊び心がつまった、唯一無二の長編第2作目。
8月という月は人々と活気に満ちている。移民たちは帰郷し、花火を打ち上げ、火事と闘い、カラオケを売らい、橋から飛び降り、イノシシを狩り、ビールを飲み、子どもをつくる。音楽と祭りでにぎわうポルトガルの中心部、山々に囲まれた小さな村を舞台に、地元の人々とそこで映画撮影を行う撮影隊とのやりとりがドキュメンタリータッチで描かれていくうちに、いつしかフィクションが混ざり合っていく…。