【野田真吉特集ーゆきははなである】『⾕間の少⼥』『農村住宅改善』(Aプログラム)公式サイト

【野田真吉特集ーゆきははなである】『⾕間の少⼥』『農村住宅改善』(Aプログラム)

縦横無尽、変幻自在の映画作家が探求した不変のリズム。

中原中也に師事し詩作に勤しんだ野田監督は、1970年代以降、民族文化の映像化に取り組み、歴史的社会的に培われてきた日本人の意識構造の深部を映し出そうとした。『谷間の少女』『生者と死者のかよい路』など4プログラムで上映。


『⾕間の少⼥』1949/日/49分/演出:野田真吉/出演:岡村道子、浜村純、木下ゆづ子、亘幸子

『農村住宅改善』1941/日/20分/監督:野田真吉

『⾕間の少⼥』

山村の生活で逞しく生きる子どもたちが輝く、児童映画の名作。

栃木県湯西川の山村。山奥で炭焼を生業とする家の娘キサは、村の学校に入る。険しい谷を越えていく学校までの道のりもなんのその。勉強も同級生たちとの交流など、学校生活を謳歌するキサだったが、ある日、火事で炭焼き小屋が焼失し…。


『農村住宅改善』

東北農村住宅の実態調査を記録した貴重なドキュメンタリー。

1940年、民家研究の専門家でもあった建築学者の今和次郎らが「住宅は生活の容器である」という視点から東北地方一円の農村住宅の実態を調査した。その調査隊に随行し、民家の実態を記録しながら、農村の生活改善の必要性を説いていく。