【野田真吉特集ーゆきははなである】『ゆきははなである 新野の雪まつり』(Dプログラム)公式サイト

【野田真吉特集ーゆきははなである】『ゆきははなである 新野の雪まつり』(Dプログラム)

縦横無尽、変幻自在の映画作家が探求した不変のリズム。

中原中也に師事し詩作に勤しんだ野田監督は、1970年代以降、民族文化の映像化に取り組み、歴史的社会的に培われてきた日本人の意識構造の深部を映し出そうとした。『谷間の少女』『生者と死者のかよい路』など4プログラムで上映。


『ゆきははなである 新野の雪まつり』1980/日/129分/演出:野田真吉

仮面仮装の神々がくり返し現れる、中世から続く“新野の雪まつり”。

長野県阿南町新野の伊豆神社と諏訪社を中心に13世紀頃から続く“新野の雪まつり”は、冬に舞い落ちる雪を稲穂の花に見立て、実りの先触れとして五穀豊穣を願う。来る一年の生産に向けた農民の日常の願いを、ハレの祭りの中に読み取ろうとする。