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私たちが光と想うすべて
PG12/All We Imagine as Light/2024/仏、他/118分/監督:パヤル・カパーリヤー/出演:カニ・クスルティ、ディヴィヤ・プラバ、チャヤ・カダム
©︎PETIT CHAOS – CHALK & CHEESE FILMS – BALDR FILM – LES FILMS FAUVES – ARTE FRANCE CINÉMA – 2024
大都会ムンバイから海辺の村ラトナギリへ。仕事、恋、結婚。ままならない人生に揺れる女性たちの友情を、光に満ちたやさしく淡い映像と夢のように詩的で幻想的な世界観で紡ぎ出す。インドのムンバイで看護師をしているプラバは既婚だが、ドイツで仕事を見つけた夫からは長い間音沙汰がない。ルームメイトとして同僚のアヌと一緒に暮らしているものの、真面目なプラバと陽気なアヌのあいだには少し距離があった。ある日、病院の食堂に勤める友人パルヴァティが高層ビル建築のために立ち退きを迫られ、故郷の村へ帰ることになる。プラバとアヌは、都会の窮屈さから離れ、パルヴァティを村まで見送る旅に出る…。
砂時計サナトリウム
Sanatorium Under the Sign of the Hourglass/2024/英、他/76分/監督:ブラザーズ・クエイ
© Koninck Studios SPK Galicia Limited, IKH Pictures Production SP Z O.O.,Telewizja Polska S.A., Adam Mickiewicz Institute/Culture.pl, Match Factory Productions GmbH and The British Film Institute 2024
“異界の錬金術師たち”クエイ兄弟による幻惑的な映像詩。青年ヨゼフは、忘れられた支線を走る幽霊のような列車に揺られ、死の床にある父を見舞おうと怪しげな医師ゴッタルダが仕切るサナトリウムを訪れる。彼は、やがてサナトリウムが現実と夢の狭間に漂う世界であることに気づき…。
コルチャック先生
Korczak/1990/ポーランド、他/118分/監督:アンジェイ・ワイダ/出演:ヴォイチェフ・プショニャク、エヴァ・ダウコフスカ、ピョートル・コズロウスキー
迫害から孤児たちを守ろうと奮闘したユダヤ人医師の後半生。小児科医で孤児院の院長を務めるヤヌシュ・コルチャックは、子どもたちを守り育てることに喜びを見出していた。しかし1940年、ナチスの侵攻によりユダヤ人はゲットーに送られることになり、コルチャックの孤児院も例外ではなかった…。
【午前十時の映画祭15】メリー・ポピンズ
Mary Poppins/1964/米/139分/監督:ロバート・スティーヴンソン/出演:ジュリー・アンドリュース、ディック・ヴァン・ダイク、デヴィッド・トムリンソン
©2025 Disney
※招待券使用不可作品※
ディズニー発。魔法使いの家庭教師が巻き起こす奇想天外な大騒動。1910年ロンドン。銀行家バンクス氏の子どもたちは、大のいたずら好きで、家庭教師はすぐに辞めてしまう。姉弟は“優しくて美しくて、親切で面白い家庭教師を求む”という広告を作るが、厳格なバンクス氏は暖炉に投げ捨ててしまい…。
事実無根【アンコール上映】
2023/日/99分/監督:柳裕章/出演:近藤芳正、村田雄浩、東茉凛、西園寺章雄、和泉敬子、仲野毅、西尾塁、しまずい香奈、小堀正博、武田暁
©一粒万倍プロダクション
京都下町に実在するカフェを舞台に“人生のやり直し”を描く。地元客に愛される喫茶店“そのうちcafe”で働き始めた大林沙耶は、不器用ながらも一生懸命に働き、マスターの星や常連客のあいだで注目の的になっていった。そんな彼女を店の外から盗み見る男の存在に気づいた星が男を問いただすと…。
ビリーワイルダーは語る
Billy Wilder Speaks/2006/独、米/71分/監督:フォルカー・シュレンドルフ、ギゼラ・グリショウ
©2006 BIOSKOP
名監督にして名脚本家の伝説的巨匠が明かす素顔と創作の秘密。『お熱いのがお好き』『サンセット大通り』など数々の名作を生み出したビリー・ワイルダー。83歳当時の1988年に受けたインタビューを中心に、映画業界の裏話、映画作りの極意などがユーモアたっぷり語られたドキュメンタリー。
黒川の女たち
黒川の女たち
2025/日/99分/監督:松原文枝
©テレビ朝日
1945年、関東軍敗走の満州で待ちうけた、黒川開拓団の壮絶な運命とは。戦争と性暴力の事実を明かした黒川の女性たちのオーラル・ヒストリーを丁寧に紡ぎ出すドキュメンタリー。1930~40年代に国策のもと実施された満蒙開拓で満州に渡った人々は、日本の敗戦が濃厚になり、ソ連軍が満州に侵攻してきた時、過酷な状況に追い込まれた。そんな中で岐阜県から渡った黒川開拓団の人々は生きて日本に帰るためにソ連軍に助けを求め、若い女性たちが性接待のために見返りとして差し出された。帰国後も差別と偏見にさらされたあと、当事者たちが長年伏せてきた幾重にも重なる加害の事実をカメラの前で語る。
「桐島です」
2025/日/105分/監督:高橋伴明/出演:毎熊克哉、奥野瑛太、高橋惠子、白川和子、下元史朗、甲本雅裕
©北の丸プロダクション
指名手配犯・桐島聡の人柄、考えをドラマチックに描く衝撃作。1974年の三菱重工爆破事件に関わり指名手配された桐島聡は逃亡生活をつづけ、やがて工務店で住み込みの職を得る。静かな生活を手にした彼は、ライブハウスで知り合った歌手キーナの歌に心を動かされ、相思相愛の関係となるが…。
【ショーン・ベイカー 初期傑作選】テイクアウト
社会が見過ごしてきた、今この瞬間を生きる人々の声に耳を傾ける——
ショーン・ベイカー監督の貴重な初期4作品を一挙上映ケン・ローチやダルデンヌ兄弟といった巨匠から大きな影響を受けながら、偏見や差別にさらされる立場にある人々を内側からありのままに描き出す独自のスタイルを確立し、移民、セクシャルマイノリティ、セックスワーカーなどへと光をあてる。長編デビュー作から現在地へとショーン・ベイカーが歩んだ軌跡を辿る、日本初公開の貴重な4作品を上映。
Take Out/2004/米/87分/監督:ショーン・ベイカー、ツォウ・シンチン/出演:チャールズ・チャン、エング・フア・ユー、ワン・ザイ・リー
© CreFilm. All Rights Reserved密入国業者への多額の借金を抱えながら、ニューヨークの中華料理屋で配達員として働く不法移民の青年の1日を捉えた長編第二作目。徹底した社会派リアリズムのスタイルで、マンハッタンに暮らす移民たちの厳しい日々を浮き彫りにする。
【ショーン・ベイカー 初期傑作選】フォー・レター・ワーズ
社会が見過ごしてきた、今この瞬間を生きる人々の声に耳を傾ける——
ショーン・ベイカー監督の貴重な初期4作品を一挙上映ケン・ローチやダルデンヌ兄弟といった巨匠から大きな影響を受けながら、偏見や差別にさらされる立場にある人々を内側からありのままに描き出す独自のスタイルを確立し、移民、セクシャルマイノリティ、セックスワーカーなどへと光をあてる。長編デビュー作から現在地へとショーン・ベイカーが歩んだ軌跡を辿る、日本初公開の貴重な4作品を上映。
Four Letter Words/2000/米/82分/監督:ショーン・ベイカー/出演:デイヴィッド・アリ、ヘンリー・ベイリン、フレッド・バーマン
© CreFilm. All Rights Reservedある真夏の夜のパーティーで酔っ払い、戯れ、いさかいを起こす若者たちを描いた長編デビュー作。アメリカ郊外に暮らす男子大学生たち特有の生々しい会話が飛び交う。リチャード・リンクレイター作品などを彷彿とさせる青春のポートレートに、ベイカーの鋭い観察眼が光る。
雪解けのあと
雪水消融的季節 After the Snowmelt/2024/台、日/110分/監督:ルオ・イシャン
大切な者の死を受け入れてゆくための、長い旅路と祈りの記録。高校を卒業して間もない2017年に、監督の親友チュンとその恋人ユエがネパールの山岳地帯で遭難し、ユエだけが生き残った。残されたものたちの深い喪失と傷、監督たち3人の青春と2つの旅を映し出した山岳ドキュメンタリー。